もくじ
EDMで使われるライザーをSERUMで作る方法
EDMなどでよく曲が盛り上がるドロップ部分でブゥゥゥゥウウンと徐々に音が上がっていくライザーサウンド。
こちらの作り方を解説していきます。
解説するにあたってソフトシンセのSERUMを使用していきます。
ステップ1: LFO1をSawupにしRateを4barにする
SERUMを立ち上げた初期状態からスタートして、まずはLFO1をsawupの形にします。
そのままマウスなどでつまんで右上に引っ張っていくだけでも可能ですし、LFOのところにあるフォルダマークをクリックしてsawupを選択することで同じ形にすることが可能です。
そしてLFOにある『Rate』を『4bar』にしましょう。
今回は4bar(4小節)かけてピークまで上げていくということになりますが、これを例えば2barなどにすればもっと短く上昇音を作ることもできます。
あとはLFO部分に『TRIG』『Env』『OFF』とあると思いますが、『TRIG』にチェックを入れます。
ステップ2: LFO1をOSC Aのピッチにドラッグしてオートメーション
作成したLFO1をクリックしてOSC Aのピッチ部分(CRSと表示されている)にオートメーションをかけます。
この段階ですとオートメーションが上下両方向になっているかと思いますので、
Winの場合は『Alt + Shift + クリック』
Macの場合は『Shift + Option + クリック』
をしてピッチが上がっていくようにしてあげる必要があります。
これで基本となる上昇音が完成します。
ここからは音色を変えていくカスタマイズ例をご紹介していきます。
カスタマイズ1: ノイズを追加する
ノイズをオンにしてハイパスフィルターをかけてみましょう。
LEVEL(音量)の部分に先程作ったLFO1をかけて徐々にノイズのボリュームが上がっていくようにするのもありだと思います。
『ノイズのみ』ハイパスフィルターをかけて余計な音を消してもいいかと思います。
カスタマイズ2: 様々なFXを追加していく
SERUMのFXタブを選択するとあらゆるエフェクターが用意されています。
ディストーション、コーラス、ディレイ、リバーブなどをかけていき音色、響きを確認しながらお気に入りのライザーを作っていきましょう。
カスタマイズ3: オシレーターのUNISON、Detuneを変える
オシレーターのUnisonを増やしDetuneの目盛りを操作することでまた音の広がりも変わっていきます。
こちらもオートメーションをかけたりすることで面白い効果が得られそうです。
他にも色々と試してオリジナルのライザーを作ってみてください。
ポイントはピッチ
今回はSERUMで解説をしましたが、他のシンセでも一緒です。
LFOをSawupにして4barなど時間をかけて上がっていくようにする
そして、それをピッチに反映させる。
これが基盤となっていますので同様のことができればMASSIVEでも他のシンセでも同じことです。
不明な点などがありましたら気軽にコメントをください!
ありがとうございました。
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